部員56人、浸水地区で民家片付け。多賀城市の民家で浸水した家具などの片付けを手伝う東北ナイン。被災しながらセンバツ大会に出場した東北(宮城)ナインが1日、ボランティア活動を再開した。多賀城市のボランティアセンターから要請を受け、津波の被害で多くの建物が浸水した桜木、大代地区へ。部員56人が5、6人ずつ9班に分かれ、床上浸水した民家の片付けなどを行った。大会の直前までボランティア活動を行った影響もあり、センバツでは大垣日大に大敗。29日に地元へ戻って以降は初となる活動は6時間に及んだ。「甲子園では被災者のためにも一生懸命プレーしたが、地元に戻ったからには野球をやっている場合じゃない。力はあるので役に立ちたい」と、小川裕人副主将(3年)。手助けを受けた桜木地区の主婦・浅野征子さんは「重い物を外に運んでくれたり、本当に大活躍だった。前からファンだったが、これからますます応援していきたい」と話していた。ナインは当面の間、県内でボランティア活動を行う予定。
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